6月 教会長のお話し

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                和合の秘訣
           
     《 インドシリーズ第三弾・匂い編 》
      何度も何度もしつこく皆さんに言っているので ・・・
    いい加減にしろ!と思われるでしょうか? しかし、あえて言わせてください!
    私は、鼻が良いのです!臭いにおい ・・・ 耐えられないのです。
    だから、動物園はあんまり好きではありません。何度となく行きましたが、あまり良い思い出がありません。

      インドのガヤ空港に到着し、外に出た時から「ああ〜これなんだな ・・・ 」と先輩教会長さんから聞いていた匂いを敏感に感じました。
    この匂いはバスに乗っても消えません!ーー 何となく漂っています(笑)。
    私は、アロマのマスクをしてバスに乗り込みました。
    バスから降りるときは、私にとって(大げさですが)命がけです(笑)。

      ある小さな集落の小学校に訪問したとき、今まで嗅いだことのない強烈な臭いをあじわいました。
    マスクの中の鼻の下あたりに“お香”を忍ばせていたにもかかわらず、吐きそうになるほどでした。
    小学校の子供たちにプレゼントを渡している間も、早くバスに戻りたい!と思っていたのです。

    ふと、子供たちの笑い声の方に目をやると、信じられない光景が映ったのです。ある男性の教会長さんが子供たちと追いかけっこをしていました。
    その光景はキラキラ輝いて、本当に神々しく絶対なる世界でした
    職業にするほどの子供好きの私にとって、頭をハンマーで殴られたような衝撃でもありました。
    なぜなら、皆仏の子という絶対の真理から大きく逸脱し、臭い!汚い!という とらわれ から、離れることができなかった私 ・・・ それも釈尊の地で ・・・ 。

      6月の佼成の会長先生のご法話の中で、友もなく、僧房に独り病み臥すお弟子さんに先入観にとらわれず、あたたかくふれあわれた釈尊の行動を学ばせていただきました。
    『和合のための六原則は身口意の三業の活動であり、慈悲の思いが、実践によって人と人の心をつなぐぬくもりを生みだし、それが和合を築く ・・・
     和合は私たち一人ひとりの心から生まれていくのです。では、なぜ和合が大切なのか!
    それは、宇宙・人生の一切は大和から成り立っていることからもわかるように、自他の命を尊重する最善、最良の手立てが和合にほかならないのです。』

    とお示しいただきました。

      欠点のある人を排斥する世界でなく自ら謙虚になる一体感から生じる
    ‘和’の世界 ・・・
    自分自身の心の奥底をいやというほど見つめ続けたインド ・・・
    今月の会長先生のご法話をいただき、慈悲の実践を徹底的にさせていただくことをお誓いし、まだまだ至らない自分を大いに反省し、

    ・短期的な目の前の課題 ・・・ (これはいうまでもなく!今は、ふじすえ健三先生の後援会活動をがんばる!)
    ・中期的の人生いかにいきるか ・・・
    ・長期的の今世魂をこえて、“精進・精進また精進”でコツコツ修行させていただくこと。

    「私があなたの友になろう」と声をかけ、汚物にまみれた体を清めて、手当し摩り、洗いたての衣を着替えさせたうえ、部屋の掃除までして、体と心に安楽を与えた釈尊 ・・・
    臭いという偏見にまみれ、一人の尊い存在であるというふれ合いのできなかったインドでの私 ・・・
    本当に道ははるかなり!
    怠らずコツコツ精進しないとなあ〜! がんばれ〜 ひ・ろ・こ〜!

                                合掌
                             姫路教会長  河南 有紀


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