6月のお話 ・・・・ 姫路教会長 河南有紀 

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       『 悦びを伝えよう 』

     先日、但馬道場へ、初めてJRに乗って行かせて頂きました。
    桜の季節も終わって、新緑の素敵な車窓をぼんやり眺めながら、途中2回乗り換えての各駅停車の一人旅・・・・。
    とっても心癒される素敵な時間でした。
    姫路の地で生活させて頂くようになって半年・・・、少しずつ慣れてきて今では、大阪の人混みを歩くととても疲れ、姫路にいる時のほうが山なみや川のせせらぎに癒される毎日に、すっかりなじんでしまいました。
    都会育ちで、特に虫が苦手な私は、田舎暮らしは絶対無理!・・・と思っていましたが 〔と云うほど姫路は、決して田舎ではございません!悪しからず _(._.)_〕 
    自然を身近に感じる生活が、どれほど快適なのかと日々学ばせて頂いております。
    特に真っ赤な大きいお日さまに向かって、自転車を走らせて帰宅する時の感動は「 生きていてよかった! 今日も一日生かされていることに感謝! 」と思わず声に出しながら、涙ぐむことも度々です。

    しかし現実は、色々なことがはらんでいます。 私事ですが、5月は二人の“ 親 ”がケガをし、心穏やかでおれない瞬間も味わいました。
    実家の父親が玄関で転び、腰を強打し寝たきりになったと、弟から突然電話がかかりました。高齢のため物忘れが激しくなってきた母を相手に、しっかり家を守ってくれていた父が倒れるのは、生活リズムにダメージが大きいことを改めて実感しました。
    まして、日頃元気であった父の寝込む姿は、なんとも悲しく寂しい気持ちでした。
    もう一人の親の“ 姑 ”は、肋骨が折れて、主人が家事をしながら介護をして頂いているのです。 姫路に単身赴任している私は、いざと云う時に役に立てないことに落ち込みました。

    しかし、この様な中でも「仏さまの救い」が感じられたのです。

    それは、実家の父親の時も、我が家の姑さんの時も、私の手が必要な時に、教会が休みであったこと・・・・ お陰さまで皆さまにご迷惑をお掛けすることもなく、両方の親や家のお世話に帰れたのです。
    短い時間でしたが、精一杯親孝行をさせて頂きました。そして今まで当たり前になりかけていたこと、目に見えていないところへの感謝の気持ち等・・・このことを通して改めて思い起こさせて頂きました。

     毎日の 小さな気付きや感動 ・・・・ とかく見逃しがちな事までも、すべて仏さまのお慈悲なんだ!と自覚していると、あちらこちらで「仏さまを感じられる」のではないでしょうか?

     
    悦びは、遠くでもなく・大きなことでもない。
            近くに、そして見えないところにある!


    皆さんも一緒に探してみませんか?

                                 合掌




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