5月度 教会長のお話し

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               持ち味を発揮する
      五月の会長先生のご法話に(おでん)を通して私たちがどのような生き方をしていくかを、お示し頂きました。

    具材(人間)が相互に味を引きだしあいながら、しかもそれぞれが持ち味を発揮する。そこには、私たちの社会や一人ひとりの生き方に通じるものがあるような気がします。

      インドでのこと・・・「すべての縁を善き縁とし、善き縁となる」という私の信仰の指針の一つに対して、大きな修行がかかりました。
    自分自身の足に不安を抱えて参加したのですが、ある方が参加する前に捻挫をされて不安なまま、支教区長さんの一押しで参加されたことを聞き、私は、自分の足の痛みも忘れその方の手をす〜っと握っていました。
    力強い手でギュッと握り返された瞬間「痛い!」と思いましたが、無我夢中でその方の保護者のごとく、どこに
    行くにも手をつないでいたのです。
    お陰さまで、二回の霊鷲山も自分の足にとらわれることもなく登らせて頂きました。

    初めのころは、そのことが有り難く善き縁と受け止めていました。しかし、あることがきっかけで崩れていったのです。
      クシナガルで釈尊最後の説法地跡を参拝したあと、バスまでの移動の時
    ・・・ 寺院を出るとすぐに物売りや物乞いの人に囲まれたり、野良犬や牛・馬車や車などで騒然としている中の移動に、いささかウンザリしていたころ ・・・
    手をつないでいた方が「河南さん先に行っていいよ」と言われたので、私は急いでバスに向かっていました。
    途中で、片足のない物乞いのおじいさんと目が合いましたが、心で「ごめんなさい」と横を通過しました。
    ふと ・・ いつも手をつないでいた方は大丈夫かな、と笑顔で振り向くと先ほどのおじいさんと目が合いました。 瞬時におじいさんが
    横にあった松葉杖をつきながら私を追っかけて来たのです。
    恐怖でバスに向かって走り出す時に左足に激痛が ・・ もう少しで追いつかれるのをやっとのことでバスに飛び乗りました。
    あとからその方がバスに帰ってきました。
    「〇〇さん、あなたが後ろにいるかなと振り返ったらいなくて、おじいさんに追いかけられてびっくりして足痛めたわ」と言うと、「あっそ〜!」とそっけない返事が返ってきました。
    その方のせいではなく私が勝手にしたことですが、「あら〜大丈夫?」という答えが返ってくると思っていたのです。 ムカッとしました。

    そのことがあってから、私の(善き縁)が崩れました
    何となくモヤモヤしたまま手をつないでいましたが、色々なことに引っかかりだしたのです。
    (釈尊の歩まれた地に来て、私は何をしているのだろう ・・)
    その後、団長さんにご指導を頂き 「これから、さらっと自分の嫌な気持ちを出せる河南さんになれるといいよね」 と教えていただき、本当にそういう私になりたいと思いました。

    しかし、心の片隅に残っていたモヤモヤをいただいたまま、5月の「佼成」を手にしました。

    会長先生は
    『 個々の持ち味は、やはり 「縁」 によって開かれる部分が多いといえそうです 』
    『 そこにいるだけですでに持ち味を発揮しているー(中略)ー私心なく世のため人のためにと働く菩薩行も、私たちにできる持ち味の発揮の一つですー(中略)ー 自他の持ち味を引き出す決め手はダシといえますが、それは明るさとかやさしさとか温かさだと思います。ただし、ダシの旨みをいつも利かせるためには、日々の精進が欠かせないのです。
    と、お説き頂いております。

      私という人間は、まあこんなもんかなあ ・・・ と思っていたことが、インドで嫌というほど考えさせられ、自分を少し否定しつつあった時でした。
    (縁によって開いて頂いたんだ!)
    (私心なくスッと手を差し伸べられた自分をもっと褒めよう!短所も長所も含めて「あなたは大切な人」なんだ。自分の嫌なところもすべて丸ごとそのままで、明るくやさしく温かい私になるために日々の精進が大切なんだ!)
    とストンと胸のつかえがとれました。
    いつの日か、その方に笑ってさらっとこのことを、話せる時がくるといいなあ(笑)。

    あなたは大切な人!  私も大切な人!

    すべてを生かす温かなまなざしで、すべては自分・まず人さまの心で精進させて頂きます。
                                合掌
                             姫路教会長  河南 有紀




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